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阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。

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【良書紹介】ジョン・タシク編著『本当に“中国は一つ”なのか』(草思社) 宮崎正弘

【良書紹介】ジョン・タシク編著『本当に“中国は一つ”なのか』(草思社)


                宮崎正弘


 産経新聞12月3日付けに本書の編者であるジョン・タシク氏への独占インタビュー記事があり、こう発言している。

「ブッシュ政権の関心がテロとの戦いなどに集中して、その対中政策がおざなりにな」り、この空隙を衝いて、中国は軍の近代化を猛烈に加速、とりわけミサイル技術は「設計から生産まで米国に次ぐ世界最高水準に達した」と指摘している。
したがって「日米が連携して対中包囲網を強める必要性を説き、中国が求める「一つの中国」政策の扱いに弾力性を持たせ、「(日米共同で)台湾の主権問題に言及するのも有益だ」とタシク氏が語っている。

 つまり本書にあるように「中国は一つ」という幻影が米国の外交路線に曖昧に投影され、曖昧なまま一人歩きしてきたのだ。

もうひとつ爆弾発言がある。
同産経インタビューを続けると、八月の中露軍事演習について、
「想定は台湾攻撃ではなく北朝鮮防衛だった」とタシク氏は分析しており、「(1)演習の想定に地上部隊の抵抗と航空戦力による反撃がない(2)演習場はウラジオストクと山東半島という北朝鮮を挟む両端だった(3)台湾攻撃でロシア参戦の可能性は極めて低い」とした。

 このタシク氏が編集した本書は、じつは台湾総統選挙直前に有力シンクタンクのヘリティジ財団が行ったシンポジウムの記録で、有名な議員、論客が勢揃いしている。





********************************************
参考 「台湾の声」

【新刊推薦】
ジョン・J・タシク 著 /小谷まさ代 訳 /近藤明理 訳
『本当に「中国は一つ」なのか―アメリカの中国・台湾政策の転換』

米国務省に23年在籍し現在ヘリテージ財団中国政策専門研究員で
ある著者が、冷戦下、毛沢東の中国と蒋介石独裁下の台湾という状
況で生み出されたアメリカの「一つの中国」という難解な神話が、
その後、現実からますます隔たり、中国が経済的な利益をちらつか
せ、軍事的な野心をむき出しにした現在にあって、アメリカの高官
でさえ中国の定義する「一つの中国」と混同する弊害を生じ、また
中国へは中国の台湾武力併合への立場を承認しているかのような
誤ったシグナルを与えていると警鐘を鳴らしている。

アメリカの台湾主権に関する立場が、未定という立場であること、
また事実上、国として台湾を扱っているという現実を示し、台湾の
民主主義を守ることこそアメリカの信頼を確かなものにするとし
て、「誠実こそ最大のポリシー」に立ち返るよう訴えている。アメ
リカ、また同様の政策をとる日本にとって唯一の可能性を示したも
の。ヘリテージ財団が専門家と下院議員を招いて行ったシンポジウ
ムをもとに構成されており、この問題についての資料集にもなって
いる。著者が来日し記者会見が本日、都内で行われた。日本版は6
日に発売される。解説は鳥居民氏。本誌編集長林建良も絶賛!


本当に「中国は一つ」なのか
――アメリカの中国・台湾政策の転換

ジョン・J・タシク 著 /小谷まさ代 訳 /近藤明理 訳

「一つの中国」政策は時代遅れの虚構である。
中台は一つと見なす対中政策の虚偽性と、それが内在する危険性を
指摘し、見直しを迫る。米中関係の根幹をゆるがす最重要報告!

草思社 刊 定価 1,890円(本体1,800円)

ISBN 4-7942-1461-8

判型 四六判  頁数 272頁

初版刊行日 2005年12月06日

原書タイトル RETHINKING “ONE CHINA”

同書紹介
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_4794214618.html

『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html『台湾の声』バックナンバー http://taj.taiwan.ne.jp/koe/
『日本之声』http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe Big5漢文
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