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阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。

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青森李登輝友の会ブログ

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育櫻会が桜一万本を寄付 アンディ・チャン 2005-10-24

育櫻会が桜一万本を寄付 2005-10-24 09:22:54
アンディ・チャン
新著「台湾丸の難航」を出版するため台湾へ行ったが、今回の旅行は本の出版のほかに独立連盟黄昭堂主席の「牽手護台湾」の925デモ行進に参加し、「李登輝友の会」会長蔡焜燦氏の知遇を得て、蔡先生のお招きに与って育櫻会の桜一万本贈呈式の宴会に参加することが出来た。この晩餐会で李登輝前総統及び育櫻会の園田天光光理事長、日本李登輝の会の柚原正敬事務局長その他に仕上がったばかりの「台湾丸の難航」を贈呈する光栄に浴した。これはひとえに蔡先生のお蔭である。

この外にも二週間の滞在だけで、いろいろ素晴しい人との出会いがあり、これらの事柄はいずれ報告していくつもりだが、今回は育櫻会の桜一万本贈呈式のことを書いておきたい。

●天光光女史と育櫻会

園田天光光女史は旧姓松谷、早稲田大学法学部卒業、元衆議院議員、育櫻会理事長、日中平和友好協会会長、そして元厚相、外相、官房長官を勤めた園田直(すなお)氏の夫人である。民主党の衆議院議員園田直氏と松谷天光光議員は49年、恋愛関係になり、二人とも議員だったため「白亜の恋」と騒がれた事もあった。園田氏のことは渡部亮次郎さんの「頂門の一針」No.200、No.201に詳しく出ているのでここでは割愛する。

天光光女史は世界の平和友好の手段として日本の桜の木を世界各国に贈呈して植樹のほかにも日本と各国の平和関係をおし広めたいという念願から育櫻会を結成し、桜の木を各国に贈呈する企画を推進してきた。

●台湾李登輝の会の要請

このことを知った「李登輝友の会」の黄崑虎会総会長は数年前日本に赴いて台湾に一万本の桜を植える計画を要請した。その昔日本がアメリカのポトマック河畔に植えた桜が三千本だった事を考えれば一万本の桜の木はこの三倍の数量である。

園田天光光さんの育櫻会では一万本と言う数量に驚いたが、それよりも台湾が南国であるため、桜がうまく育つかという懸念もあったので、改良種を先に一千本台湾に送り、これらの桜は李登輝前総統の住まい、新竹などに試験的に植えたところ、今年になってめでたく開花、しかも南国でもあって一年に二度開花する事などがわかったので、この度の一万本の贈呈となったのである。

●一万本の桜を九九峰へ

今回贈呈される桜の木は6年前に地震で被害を蒙った南投県の九九峰という場所に植える事に決定して、南投県の県長、農業部長、内政部長なども大賛成である。しかし、この計画が実現したのは台湾及び日本の「李登輝の友の会」(李友会)の尽力によるもので、台湾及び日本の李友会などが育櫻会に働きかけた結果である。

十月五日、台北のアンバッサダーホテルの12階で李登輝の会と育櫻会の贈呈式が行われた。園田天光光女史は今年92歳になられるが、調印の前日には台中に一泊し、当日は朝から南投県の九九峰を実地に見てこられると言うバイタリティの持ち主であった。お年を召されているが、着物姿の姿勢もよく、歩き振りも早くてかなりお元気に見えた。筆者がこの席上で李登輝前総統と天光光女史のお二人に拙著を贈る機会に恵まれ、少しばかりお話を伺うことが出来たのは光栄である。

●娘を嫁にやるようなもの

挨拶にたった園田天光光女史は、桜の木を他国に贈呈するのは娘を嫁にやるようなもので、愛しくもあり気がかりでもある。しかし、去年テストとして差し上げた一千本の桜が見事に根を張って、一年の間に二度も開花したこと、および風光明媚な九九峰の景色を見てくることが出来た。今回は李登輝前総統、黄崑虎会長、蔡焜燦会長などの熱意ある歓迎を受けて、私の差し上げる桜が台湾で見事に育ち、両国間の平和友好に貢献する事ができるのを確信するに至り、まことに安心しましたと述べた。

●日本と台湾は運命共同体

次に挨拶に立った李登輝氏は、以下のように述べた。

このたび日本と台湾の方々の努力で桜の木一万本の贈呈が出来たことはまことに喜ばしい事であります。

われわれが住む地球では近年来、いろいろな天災が発生し、台湾では今年の七月八月に台風の被害を受けましたが、日本でも九月に台風の被害を受けております。アメリカもカトリーナ台風に襲われて甚大なる被害を蒙りました。風害と水害による土石流は大自然の山野を破壊し、見る人々に非常に深い感銘を与えます。

人類は自然に頼らなければ生きていけません。それゆえわれわれは自然を大切にしなければならないのです。自然を護る努力は他人事ではなく、地球に住む人々すべての問題であります。こうして起る環境保護運動の一環として植樹があります。

去年二月に育櫻会がテストとして贈ってくれた桜の木は台湾に根付いて今年は見事に開花いたしました。これらの桜は既に台湾の大自然と一体になって美しい環境を作っております。桜は寒冷な環境下にあってこそ開花するものであります。われわれは台湾人、日本人にかかわらず、みんな同じように桜のように艱難に耐える精神を学ぶことが大切であります。

大自然の災害だけでなく、これは世界人類の平和の問題でもあります。私はこの三十年来、「私とは何か、われわれとは何か」と言う課題を深く考えてきました。それは一言で言えば、人々が自由で平等な国、自由で平等な世界を創ることであります。これが生命の意義であります。自然の災害を防ぐだけでなく、日本・台湾は共存共栄の意味でも生命共同体でもあるのです。

このたび皆さんのお陰で六年前の地震災害にあった九九峰に桜を植える事が出来たのはまことに喜ばしい事であります。地震と台風のために自然が破壊されたこの土地は、これから日本の桜に護られて土石流を防ぐ事、中央山脈を越えて襲ってくる台風をも防いでくれる事が出来るでしょう。こうして日本と台湾の双方が努力して台湾の風土を護ることができるようになったことは、日本と台湾が生命共同体となった事でもあり、かわいい日本の娘を嫁に貰ったわれわれは、みんなで桜を大事に育てていく決心であります。どうもありがとうございました。

●中国人の反李登輝デモ

こうして桜の贈呈式は和気藹々と完了し、続いて宴会となったが、同じときにホテルの門前では「愛国同心会」と称する中国人のグループが反日、反李登輝のデモを行っていたのはまこと憤慨に堪えない。

中国人は台湾に住み、台湾の自然の恩恵を受けているのも拘わらず、台湾を愛する気持ちは寸毫もない。李登輝さんが述べたように共存共栄に合作する気はないのである。中国人は個人のこと、自分たちのことしか考えない、生命共同体などはかけらほども持ち合わせていないのである。このこと自体が日本・台湾の人々に中国人の「中華思想とは何か」を悟らせる教訓となることを祈っている。■



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