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阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。

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台湾人にのしかかる「中華民国憲法」という亡霊(2)台湾前総統 李 登輝H16,12、


台湾人にのしかかる「中華民国憲法」という亡霊(2)
--台湾の憲法制定はアジア安全保障の礎になる


台湾前総統 李 登輝


中国はアジアの危機の根源
 アジアの安全保障にとって最大の障害は、もちろん台湾ではなく、中国です。ここで言う「中国」とは、実質的に存在しない虚像である「中華民国」と実際に存在している中華人民共和国のことを意味しています。中華人民共和国の軍備拡張と、台湾に対する領土的野心がある限り、アジアから動乱の危機が消え去ることはありませんが、その中国に台湾侵攻の口実を与えているのが、「中華民国憲法」である訳です。この憲法が、モンゴルと中華人民共和国を自国の領土だと規定することは、中国の内戦はいまだ終結していないと言っているのに等しいのです。

 言うまでもなく中国は、台湾を主権独立国家だと認めません。そればかりか国際社会でも、台湾を支持しないよう、たえず各国に圧力をかけていることは周知の通りです。この国の台湾への脅迫文句は当初、「台湾が独立すれば、即戦争だ」というものでしたが、二〇〇〇年発表の「台湾白書」以降は、「台湾が統一を拒絶すれば、即戦争だ」に変わっています。簡単にいえば、「投降しなければ攻撃するぞ」ということなのです。もちろんこうした中国の横暴な態度は、国際社会でも非常に反感が持たれていますが、しかし法理から言うなら、台湾にも十分問題があるのです。つまり「一つの中国」を掲げる「中華民国」体制を放棄しないため、台湾問題が中国の内政問題であると黙認しているものと思われるのは当然なのです。それが国際社会を混乱させています。そのため、武力を振りかざして台湾を脅迫する中国には自制を求めず、逆に被害者である台湾に、中国を刺激しないよう求める傾向が出てきてしまうのです。

 それにしても、民主と自由を追求する小国台湾に対し、独裁強権国家である中国の恫喝に屈服しろ、と要求するのは、実におかしなことです。それはあたかも、善良な小市民に対し、「強盗の要求に素直に従え」と言っているのとまったく同じです。しかしこのような妥協的態度は、何の役にも立ちません。ただ中国の野心を助長するだけで、アジア全体にとって危険この上ないことなのです。第二次世界大戦前、イギリスのチェンバレン首相は宥和政策でヒトラーと妥協したため、かえって戦争を引き起こしてしまいました。このような歴史的教訓を忘れてはならないのです。

 人によっては、台湾の新憲法制定は中国との戦争を引き起こすといいます。しかし実際には、中国の台湾への領土的野心は、台湾内部がどうであろうと、絶対に変わるものではないのです。「中華民国」体制は法理上の「一つの中国」体制であり、それを維持することこそ、中国の台湾侵略に正当性を与えるものであり、台湾海峡における最大の危機的要素となっているのです。

 中国は、武力の恫喝で台湾の新憲法制定を阻止しようと考えていますが、このような姿勢は何も最近始まったものではありません。一九九六年の最初の総統直接選挙のときも、中国はミサイル演習で、私の当選を阻止しようと試みましたが、かえって逆効果となりました。二〇〇〇年の総統選挙でも、朱鎔基総理は戦争の可能性を示唆して、陳水扁氏の当選を妨害しようとしましたが、その結果どうなったかは、皆さんのご存知の通りです。

 台湾で総統の直接選挙が行われて以来、当選者はすべて中国が最も望まない人物ばかりでした。そして選挙の都度、台湾の主体意識も高まりをみせ、人々の民主化を推進する勇気と決意は、世界からも称賛されてきました。

 何度も強調しますが、アジアの不安定要素は台湾でなく、中国の覇権体質や領土的野心であるのです。万が一、中国が台湾を占領すれば、それは東アジアで最も重要な戦略的要衝を獲得したこととなり、日本の命綱であるシーレーンも、完全に中国の扼(やく)するところとなってしまうのです。その時の中国は尖閣列島などの領土問題を理由に、直接日本に挑戦する可能性が高いのです。

 もしそうなれば、日中というアジアの大国同士の衝突も不可避となり、アジアにさらに大きな災難をもたらすこととなるでしょう。


台湾の国家正常化がなければアジアの長期的安定は望めない

 このように台湾は、中国の膨張を防ぐための最重要拠点なのです。だからこそ台湾は、中国からつねに圧力を受けているのです。台湾が今後も中国から切り離された状態を維持するためには、もはや新憲法制定で法理上の正常国家となる以外にないのです。そうすることで、本当の意味での現状維持というものが可能になるのです。台湾が安泰であることは、それだけでアジアの平和と安定に貢献することになります。しかし残念ながら、台湾の内部自体に不安定さがあるのです。その最大の問題は、国家アイデンティティがまだ不明確な部分があることですが、その次には、政治制度の問題があるのです。

 現行の「中華民国憲法」が規定する「五権分立」の制度は、大統領制でも内閣制でもなく、権力と責任の均衡がまったくとれていません。こうしたことが、政治の正常な運営を妨げ、台湾内部の不安定要素となっているのです。そこで私は総統在任中の一九九一年から、六回にわたって憲法の修正を行いました。しかしご存じの通り、問題は一切解決できませんでした。そもそも「中華民国憲法」自体が、現状にそぐわない不合理かつ不合法のものだからで、そのようなものをいくら修正しても意味がないのです。それよりも主権在民の原則に従い、台湾人民の権利に基づき、新憲法を制定するしかないのです。

「五権憲法」は「三権憲法」に改め、内閣制か大統領制かを明確にし、曖昧な点をすべてはっきりさせればいいのです。また当然のことながら、国家の領土も、中国やモンゴルなどを除外して、現在の統治地域だけに限定しなければなりません。そして国名も必ず「台湾」とし、二度と「中華民国」としてはなりません。国際社会で「中華民国」は「レパブリック・オブ・チャイナ」、つまり「チャイナ共和国」と直訳される訳ですが、誰がここから台湾を連想できるのでしょうか。

 これまで私たちは「中華民国が台湾だ」「台湾が中華民国だ」などと「台湾」を強調してきましたが、いくらそう叫んでも、自他を欺くだけなのです。台湾人民がこのような不誠実な態度である限り、国際社会からは尊敬もされなければ支持もされないことでしょう。

 台日両国はアジアで最も民主的な国家です。ともに人権、平和重視の価値観を共有しています。また、ともに海洋国家であり、実に多くの点で利害が一致しています。ですから両国は、共同で東アジア地域の平和と安定を守る必要があるのです。しかし残念ながら、現在は、そのような協力関係を築くことができません。

 その最大の原因は、やはりそれぞれの憲法にあるのです。私は一台湾人として、アジアの安全保障に対する台湾の義務を、いかに果たすべきかを深刻に考えております。そして台湾の憲法制定こそが、その義務を行うための最初の一歩であると確信しているのです。台日両国がともに手と手を携え、平和のために努力して行くことができればと願っております。

 最後にシンポジウムのご盛会をお祈りいたします。ありがとうございました。

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 「正論」平成16年12月号 論文


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