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阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。

Author:阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。
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青森李登輝友の会ブログ

日本李登輝友の会の青森県支部です。略して「青森李登輝友の会」です。 皆様宜しくお願い申しあげます。

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どうなる台湾-黄文雄教授の大予想 第49回日中東京フォーラムは、2000年9月29日

第49回 日台東京フォーラム

どうなる台湾-黄文雄教授の大予想

第49回日中東京フォーラムは、2000年9月29日、伊達物産アジア研究所会議室で開催されました。中国との「統一問題」が注目される台湾。台湾総統選挙の前の2月、「武力行使もありえる」との中国政府発表では、米中関係も緊張。陳水扁新総統となった台湾は今後どうなるか。
(参加者=台湾3名、中国2名、日本11名、計16名)

講師=黄文雄・拓殖大学教授 生きている間に、新しい国を見たい  私は、昭和13年生まれの寅年です。実は、私は、日本語を常用している最後の日本語族です。小学校1年で日本語を習い、翌年は台湾語、その翌年は中国語と変わりました。私は63歳ですので、私以下の方はほとんど日本語を話せないと思います。明日発売のこの本(『つけあがるな中国人 うろたえるな日本人』徳間書店)が54冊目(おー)ですが、私は作家ではない。昭和34年のオリンピックの年から台湾独立運動をやってきて、今年で37年目。私の人生の生きがいは、国を作ることです。命がけで、生きている間に、新しい国を見たい。私の実感では、私と同じように思う人が台湾には80%はいると思う。

 運動をやりながら新しい問題に直面するたびに、こんどはこういう本を書こうと思って書いてきただけです。90年代に入ってからは、本を書くことに時間を割くようにしていて、年間200日くらい書き、あとは運動です。年間30回以上、日本各地で講演をします。講演の後の質問をすべて書きとめていますが、これが、毎回勉強になります。

  大学と大学院で研究したのは西洋経済史で、マルクスとマックスウェーバーを勉強しました。ところが、書いた本はほとんど東洋です(笑)。来年からは東洋と西洋、中華帝国とローマ帝国について書く予定です。

今日は、過去については少しだけにして、今後のことを話したい。まず、今回の総統選挙の結果は意外でした。陳水扁の当選と発表があっても信じられなかった。去年、誰に聞いても、連戦が当選と言っていた。3月に入って、伊藤潔さんが、「私の分析では陳水扁有利」と言うのでびっくりした。根拠を色々聞いたが、それでもなかなか信じられなかった。
4年後の立法院選挙がポイント  予測というのはとても難しい。いくつかの要素の中で一つでも、例えば投票日に雨が降ったら、陳水扁は負けていた。民進党も、陳水扁の側近も、まったく予想外の当選だったので(笑)、その後どうしていいか分からなかった。当初2か月は混乱していた。我々は、国旗と国歌に反対してきました。国旗は中華民国の青天白日旗で、国歌は孫文の三民主義の歌だったからです。これは国民党の党歌であって国歌にはならない、と。そういう考えを国民の大半も持っている。だから、総統就任式では、国歌の代わりにベートーベンを演奏すると予想した。これも外れた(笑)。

 一番大きな予想外のことは、中華民国体制が継承されたことだった。3つの理由がある。一つはアメリカからの圧力。勝手に動くと中国から強い反発が出て、武力行使の可能性が強い。だからアメリカにとっては現状維持が無難です。しきりに圧力がかかったそうです。次に、少数与党の宿命です。民進党の立法委員の数は国民党の半分ですから、これでは政権をうまく運営できない。すべての民主国家では、少数与党の場合は難しい面がある。自民党もいやいや社会党と結んだりした。まして、半分しかないのでは国民党と組まざるを得なかった。三番目に、軍の圧力。もし、中華民国体制体制を継承しない場合、軍が支持しないままもし戦争になったらどうするか。一説によると、李登輝のアドバイスで軍出身の唐飛を行政院長に起用したと言われる。

  従って、選挙で台湾独立バンザイを叫んでも、綱領に独立を掲げても、そうせざるをえなかった。当然、4年後の選挙が重要で、今後、中華民国体制を継続するかどうかが台湾の政治を見るときの大きなポイントだと思います。
対中政策は後退したが……  次に、台湾はどうなるか。陳水扁総統の就任式で公言した「5つのノー」が重要です。①台湾独立を宣言しない。②国号を変更しない。台湾共和国にはしないということ。③2国論を憲法に記入しない。李登輝総統が、「国と国との関係」と言いましたが、中国が、憲法に記入したら武力行使すると言っているからです。 ④住民投票をしない。中国政府が一番怖がっているのが住民投票です。台南市の住民投票を見ると、90%近くが大陸と一緒になりたくないと言っている。台湾では、20~30%の人々が統一もいいと考えています。だから、独立と書くのは困ると。⑤李登輝の時に無理して作った国家統一委員会というのがあります。その綱領について陳水扁はずっと反対してきましたが、今回、廃止しないと言った。これは台湾人からかなり批判があった項目です。「4つのノー」でいい、5つ目は余計だ、と。言わなくてもいいことです。また、切り札を全部使うと後がなくなる、ということです。

 この「5つのノー」の表現で面白いのは、「もし中国政府が台湾に対して武力行使の意思がなければ独立宣言はしない」と言っていることです。中国には、この「意思」があります。「台湾を放棄しない」と千回以上も言ってきたことは、「武力行使」をするということです。「意思」となると、いつでも独立を宣言できる。彼は弁護士ですから、そこがうまい。なお、英文には「意思」の文言がない。何か言われないようにということでしょう。

  全体として、陳水扁の対中国政策は李登輝より後退しています。「5つのノー」もそうだす、2国論からの後退もはっきりしている。これは、政治から見た場合です。
52年以来年平均8、4%の経済成長  しかし、経済面では全く心配ないと思います。安定している。台湾のGDPは世界で18位ですが、人口は41番目の国です。去年の一人当たりのGNPは16,850ドルです。アジアで1万ドルを越える国はシンガポール、香港くらい。しかも、この数字は正しい数字ではない。台湾には統計に入っていないブラックマネーが40%もある。これは先進国では考えられない割合です。従って、40%足す必要がある。すると約2万5千ドルになる。日本は3万ドル台で、まだ4万にはなっていない。さらに台湾には外貨準備高も多い。80年代に入ってから常に世界で1~3位の間です。こんな小さな国がです。

 IMFの推定では、10年後に台湾がイギリスとフランスを追いぬくかもしれないそうです。15年後には日本を追いぬくと。但し、経済発展がこのまま順調に続けば、ということですが。バブル後の90年代の日本の経済成長は、1%あれば、「よかったね」と言われます。台湾では、アジア通貨危機の間も5~6%でした。ひょっとしたらこの数字はおかしいのではないか、と思って調べたのですが、嘘ではないようです。

 1952年から99年までの約半世紀の間の、台湾の平均成長率は約8,4%です。これは人類の歴史ではめったにないような長期経済成長です。理由ははっきりしませんが、うまく世界経済の発展の波に乗った結果ではないかと思います。しかも、今は電子情報産業が強い。特許件数にその裏づけが出ている。去年、アメリカ以外の国でアメリカに特許申請した数を見ると、台湾は、ドイツと日本に次いで3番目で、4,526件もある。どうして多いかというと、アメリカに渡った留学生が増え始めたのは60年代に入ってからですが、この30~40年くらいの間に、約10万人が博士号をもらっている。この95%が理科系です。この人材の蓄積が大きい。
資本と技術の蓄積が大事  今世紀に入ってからは、日本の教育を受けたので、百年間にわたる人材の養成が一つのポイントだと思います。今、拓殖大学で、日本、台湾、韓国、中国の近代化についての比較講座をやっていますが、その中で一番興味を持っているのは、日本を除いて、どの国も人材開発と資本蓄積ができなかったことです。中国は、5千年の歴史、文化がありながらできなかった。なぜか。これはみなさんが、博士課程のテーマにしてほしいのですが(笑)、アヘン戦争以降、洋務運動とか、戊戌維新、辛亥革命、五四運動、社会主義革命など色々ありましたが、資本蓄積は全くできなかった。これは帝国主義のせいではない。

 上海はアヘン戦争後の開港15年で最大の貿易港になりました。満州では、日露戦争後、日本の資本が少し入っただけで、あれほどの成長をした。飛行機も自動車も作れた。新は、人口3万の村だったが、特区を作って外資を入れ、なぜ改革開放後20年で300百万人の近代都市になったか。その「なぜ」を研究しなくてはならない。資本と技術を入れただけでなぜ、あれほどの発展をしたのか。疎開や植民地、特区は囲い込みの役割をしている。この点が重要だと見ています。

 従って、大陸との戦争がない限り、経済は問題がないと思います。但し、一つ大きな問題があります。「三通」問題です。これ以上経済成長を続けると、業種転換が難しくなる。となると集約的輸出加工産業をやらなくてはならない。問題は人件費です。となると、中国に工場を移して生産しなければならない。そうしないと、国際競争には勝てない。「三通」とは、通商、通信、通交です。これには危険が伴う。国家安全保障の問題がある。交流している間に銃撃されたら終わりになる。長期的には産業空洞化の問題があるし、また疫病にかかる心配もある。戦後の台湾では、大陸からの疫病の問題は繰り返し討論されてきました。とはいえ、少なくともこの5~10年は経済は問題ないでしょう。また5~6%の成長を続けると思います。日本の90年代にようにはならないと思います。
台湾に祖国防衛の決意があるか  となると最大の問題は、国家安全保障の問題です。千回以上も大陸から武力行使を警告されてきた。この安保問題には3つの要素があると思います。まず、台湾2300万の住民に、一つの意思として、祖国防衛の決意があるかどうか。これが台湾の将来を決定する最大の要素です。次に、アメリカの動き。アメリカは、台湾や日本やヨーロッパを守るというよりは、世界戦略の一環として、時々の状況に応じて考えると思います。日米安保でも、アメリカの世界戦略が変われば、日米関係も変わる。だから、世界戦略の一環として、アメリカの対台湾政策がどうなるかは、台湾の運命を決定する大きな要素になる。具体的には、アメリカの台湾関係法が廃止されるか維持されるかです。

 ニクソンと周恩来の上海コミュニケ以降、アメリカは10年の時間をかけてこの関係法を作った。これはアメリカの国内法で、アメリカの国益にかかる問題です。この法律は、台湾への武力行使を阻止する義務があるというもので、これが存在する限り、台湾と中国の武力衝突は避けられる。中国がミサイル演習をした時、アメリカ政府は台湾関係法に基づいて空母2隻を派遣しました。しかし、去年から台湾関係法では危ないとの議論も出ています。アメリカの関係者は台湾の安保許可法を作る予定だったが、今年に入り少し変わってどうなるかよく分からない。

 第3に、中国の台湾政策の動向と変化です。今の所、中国と台湾の軍事関係は、ある程度バランスがとれている。国防省は、核兵器を除き、陸海空の相互的バランスを考えると、台湾が情報面では優位と考えています。兵器や数は中国よりは少ないが、今はバランスしている。バランスが崩れるのは米、台とも2005年としています。これ以降は、国際関係の変化で台湾の危機があるかもしれない。

 それに備えながら、2005年には、ATMBの実験を始める予定で、日米のTMDにも参加したい意向です。これは色んな問題がからむので、TMDの参加はかなり難しいと思います。中国と台湾との色々なトラブルは、選挙がある時にありました。96年と2000年がそうだった。その後は落ち着いている。中国も、対台湾政策を国際情勢の一環として考えている。毛沢東や小平の時代とは違います。軍事バランスを考えながら、出方を修正しているし、今後もそうなると思います。
どうなる「一つの中国」  結局は、「一つの中国」を台湾が受け入れるかどうかです。陳水扁の考えも、新政権の考えも、中国の「一つの中国」論はあくまでも拒否するが、「一つの中国」を議題として取り上げるのは構わない、ということです。台湾のマスコミは、中国系の人が多いので、陳水扁が「一つの中国」を受け入れた、と書いていますが、この問題に関する台湾の態度はかなりあいまいです。民進党、国民党、新党、親民党、中国共産党の考え方はそれぞれかなり違います。

 中国の考えは、中国の政府が正統な政府で、台湾は中国の不可分の一部というものです。国民党の考えは、台湾の国民党政府が正統政府で、外モンゴルも領域に含む。しかし、台湾の新しい地図では、外モンゴルを含まないようにするそうです。李登輝の時代になると、「中華民国在台湾」とか、「中華民国=台湾」とか、色々な言葉を使ったし、「一つの中国」と言ってもそれは将来のこと、ということでした。その他、地理的概念とか、文化的概念とか色々な考え方があり、それだけで本が何冊も書けるくらいです。

 では、民進党の「一つの中国」はというと、「中国は一つ。しかし、台湾は含まれていない」ということです。選挙期間中、朱鎔基がテレビに出てすごい警告をした。「陳水扁が当選したら、即戦争だ。その覚悟をしろ」と。これには私も心配になった。しかし、武力行使にはならなかった。江沢民の政治顧問で、戦略研究所の辛旗という人が、台湾に警告した。「台湾を滅茶苦茶にぶちこわしてやる。これは自業自得だ。なぜ陳水扁を当選させたのか。南部の人間が陳水扁を当選させたので、今度上陸する時は、南部から上陸する」と。でも、言いすぎてしまい、台湾人が怒った。そしてやや緊張状況になったが、それ以降発言がなくなった。しばらく黙れと言われたらしい。

 その代わり、銭其?が3段階論を言い出した。本来強硬派の彼の発言が柔らかくなった。これまで、「台湾は中国の一部」と言っていたのに、「大陸も台湾も中国に属する」と台湾と中国を並立させた。台湾はそこに注目しているが、そうとは限らない。毎日の発言を見るところころ変わる。その意味では、「一つの中国」の延長線上でこの問題が続くし、台湾が不安定のままであることを心配している。
対日関係は今後後退する  次に、今後の日台関係ですが、李登輝の時代以上に改善することはないと思います。これまでの日台関係の主力は、李登輝を中心とし、65歳以上で日本教育を受け、日中を冷静な目で見ながら、台湾で50年以上暮らしてきた人々です。李登輝が退陣すると次の世代はかなり変わる。台湾の年配者は親日派で、彼らが政策に大きな影響を与えてきた。陳水扁の時代は一回り下の世代で、徹底した反日教育を受けた。戦後半世紀の間に、日本に留学した世代も、日本の学者、社会、マスコミの反日教育を受けている。日本に来て、なるほどと思った人々です。台湾の反日教育が実証されたのです。だから、陳水扁の世代は反日派が中心で、親日派はいない。だから、これから後退していくと思う。

 例えば、今の民進党の本部や政治家の中には日本語ができる人は一人もいない。陳水扁の通訳はかなりうまが、こどばというのは思想です。日本の文明、文化に対する教養、日本認識ができる筈がない。だから日本語はできても知日派ではない。親民党と新党は完全な反日派。国民党も日本理解は弱い。従って、李登輝時代のような時代は、今後半世紀はこないと思います。

 今年の故小渕首相の葬儀では、閣僚級はおろか総統の秘書さえ来させなかった。この件では、台湾はずいぶん怒りました。また、李登輝訪日問題がある。総統の時はともかく、総統をやめても来させないのです。総統をやめてもしばらく党主席は続ける予定でしたが、敗戦の責任をとって辞めざるをえなくなった。それで中国はしまったと思った。辞めると訪日反対の理由がなくなる。そこで考えたのが、「李登輝は影響力があるからだめ」ということでした。河野外相は、「総統だから来させるなということではなかったか」、と言うべきだと思いますが、「影響力があるから来てはいけない」と言い、笑い話になっている。

 李登輝総統訪日は、日本の自主外交の一つのバロメーターです。もし、中国の圧力に屈して、李登輝訪日を拒否し続けるなら、「日本という国はなんという国か」という国際的評判になるだろう。日中関係がこのままいくとどうなるかということが心配です。それで、この本を書いたのです。今後の日台、日中関係はアジアの将来に大きな影響を与えます。例えば、もし台湾が中国の一部になったら、日本の将来はどうなるか。日中関係は果たして改善できるか。
中国が民主主義を受入れる可能性はない  結論だけ言うと、中国が将来民主主義を受け入れる可能性はまったくないと思う。なぜか。①民主主義は、古代ギリシャやベネチアのような小国の理論です。中国のような超大国や帝国をめざす国では無理です。アメリカを考えても、連邦制をとらないと民主主義が保てない。中国はずっと極端な中央集権体制でしたから、中国には合わない。

  ②中国の伝統文化は、仁義道徳の儒教思想です。これは人知の思想で、法治の逆です。この伝統文化は民主主義と対立します。③中国が国家として維持できているのは、武力、暴力によるものです。これがなくなると、チベットでもモンゴルでも中国と一緒になる可能性はまったくない。李鵬元首相は、「将来、絶対多党制をとらない。あくまでもプロレタリア独裁でいく」と言いました。また、「三権分立にはしない、私有財産制にしない」と。私有財産か国有財産かは、20世紀の長い対立軸でした。21世紀になろうとする今でも中国は私有財産制にはしない。

  ④この20数年、中国の民主派の人々と討論しましたが、民主主義が民族主義を乗り越えるような運動家は一人もいなかった。★魏京生でも他の活動家もそうでした。中国の民主主義は、絶対に民族主義を乗り越えられないと思います。以上の理由で、私は、中国は、将来でも民主主義の可能性はない、と考えてます。

 最後に、台湾の独立を阻止する国際情勢はまったくない。個人の自由、全人民による意思決定というのは、この数百年の人類の共通の価値として蓄積されてきたものです。これを否定することはできない。また、近代国家としての価値体系は、いかなる武力でも否定できない。台湾の長い歴史を見ると、鄭成功の時代から、大陸から渡ってきた人による原住民の虐殺の歴史でした。清の時代は、1,4年に1回の割合で、虐殺が繰り返された。霧社事件以上の虐殺事件が百回以上です。2.28事件と蒋介石・蒋経国の時代に続いた恐怖政治の被害者14万人が、補償を待っています。台湾人が、台湾人として生まれた悲しみ。その歴史の中で、血と涙と、命がけで獲得した民主主義、自由を放棄する可能性はない。それから見ても、台湾の独立を阻止する力はないと思います。

【討論】中男 中華民国を否定するとなれば、台湾の人のアイデンティティはどうなるんですか。陳水扁さんは選挙前の約束を選挙後に破っているような形ですが、台湾の人はどう思っているのでしょうか。外貨準備高の内容ですが、ドル、円、その他ですか。リーディング産業は、今何ですか、今後はどうですか。

黄  外貨はすべてドルです。経済については、今年2月に日本文芸社から出した、『「No」と言える台湾』の中で、この百年の台湾の経済の動きを書いていますので興味のある方は読んで下さい。陳水扁さんは、80年代から付き合っていますが、そんな深い付き合いではなかった。李登輝さんに比べて、芯がないと思える。しかし、学習能力の高い人だから、思考錯誤しながらやるでしょう。変化も早い。柔軟性もあるから、当面の対中政策は今のあいまいな方がいいでしょう。
台湾人のアイデンティティは変わってきた  我々日本語世代と、陳水扁世代と、哈日族(ハーリーズー=日本大好きの若者世代)は意識がかなり違います。今は、不安定要素が多く、評価が不可能な状態です。4年後の立法院選挙で、今の40%弱ではなく、50%を越えるようなら陳水扁が何をするかが見えてくる。彼の側近の話では、「主権独立国家とすべくやっている」ということです。台湾の人も、「陳水扁は大丈夫かな」と不安に思いつつ見守っています。今、支持率は70%くらいですが、我々は身近で知っていますから、少し時間をあげようということです。

 台湾人の民族的アイデンティティは中国より濃いと思います。いずれも未だ形成課程ですが、中国の場合は大中華主義で、チベット人でも何人でも大中華民族としてのアイデンティティを無理やり作ろうとしていますが、なかなか作れない。台湾では、台湾人意識が半数を超えています。資本主義、民主主義や近代国家の視点から見ると、中国より日本に近い。歴史の歩みが違います。アジアの国々も、国家の形は日本に近いと思います。中国とはかなり違う。

台男 台湾が日本の植民地であれば、私は藤井という名前だった筈です(笑)。確かに台湾は中国の一部ではない。台湾人は違う教育を色々受け、思想も変わってきた。その積み重ねで、中国とは違ってきた。そして、自分は台湾人だという意識を持つようになった。

中男 実質的には台湾は戦後、独立しています。しかし、陳水扁さんは90%の支持ではなかった。逆に言えば、他の人はまだ独立を支持しないということになる。日男 それは全然違うよ(笑)。もし、「中国が武力行使をしないならどうしますか」と聞かれれば、もっと高い数字が出る。

中男 独立への心の準備はできていますか。
日男 それはまだできていないでしょう。

黄  中国の歴史は、司馬遷の『史記』を始めとして、偽造の歴史です。それを中国人はもっと知るべきです。血液鑑定の結果でも台湾人のDNAが中国人とは違うことも知らない。
本当の歴史の勉強ができない 日男 過去より、現在の台湾人のアイデンティティの問題じゃないですか。黄  今でも、台湾の教科書を作っている人の90%以上は中国系の人たちです。また、マスコミも90%以上を中国系の人が握っている。だから、本当の歴史が勉強できないのです。

日男 自分のアイデンティティをどう思っておられますか。もし独立したあとの人生の糧は何ですか。

黄  新しい国家を作らなければならないという思い、これが私のアイデンティティの根源です。私の同志や友人、さらにその周りの人々と、私は共通性をもっています。また、いかにして中華民国体制を終わらせるかが、私の目標です。自分の国を愛せない人は、他の国を愛すことは絶対にできない。自分の国を愛している人は中国人でも尊敬します。そして、いきがいとしては文化活動を続けたい。私の関心は、人類の文化と文明です。その研究がいきがいです。

中男 「台湾独立」のことばはいつから使われていますか。
黄  1927年の台湾共産党の綱領にあります。ことばとしては日本時代からあります。

中男 台湾の人は、自民党あっての社会党みたいに、中国にこだわりすぎではないですか。
黄  台湾の人は、中国と一緒になることを反対はしていない。問題は、中国には、世界の普遍的価値がないことです。言論統制しているようでは……。
中男 今の中国政府=中国ではないですよ。

台男 台湾では、言論の自由、結社の自由が与えられ、現在70の政党がある。行政院の統計では78です。1987年、戒厳令が解除された時から「台湾独立」という言葉が使えるようになったから、87年からという答えを予想したのだと思いますが。

中男 そうです。前に、使えた筈がない。
日男 つまり、中国も将来は変わると。
中男 そうです。
日男 先生が、「中国では民主主義はあり得ない」ということへの反論ですね。

日男 独立は反対ですか。
中男 反対です。

日男 でも、台湾が独立すると言っているのは、中華民国からであって、人民共和国からではないですよ。
中男 日本の四国や九州が独立すると言ったら、認めますか。
日男 つまり、「中国の一部」ということですね。
日本の反日教育は世界の七不思議 日女 日本における反日教育が留学生にも影響する、ということでしたが、日本人が、「台湾ではいいことをした」という教育をしていたら、逆に反発が来ると思いますが。

黄  ありえるけど、日本の反日教育はおかしいですよ。世界の七不思議の一つです(笑)。なぜ、日本だけが、反日教育をするのか。そこまで安心感を持っているんじゃないですか(笑)。反日教育をしても国家はびくともしない、と。自信の表れとは思いますが、それにしては自信過剰です。長期的に見ると問題ですよ。

日女 留学前にどういう教育を受けていたかが、大きいということですか。自分で新たに発見することは少ないと。

黄  極端な例をあげると、南京大虐殺があります。中国史を勉強すると、秦の時代以来何回もあります。「殺し尽くされた」という記述もあります。先ほども言いましたが、中国の歴史には嘘がたくさん書かれていますが、書かれたことは事実として解釈されます。

日男 留学した個人が新しいことを発見することはいくらでもあると思いますが、台湾でも日本でも正しいと言われることは、やっぱりそうかなと思ってしまうのではないでしょうか。複数のニュースソースが同じことを言うと、人は信じる傾向があります。それを疑って、さらに発見するのも人間です。しかし、そういう人は少ない。

日男 陳水扁さん以降の世代は反日教育を受けているということでしたが、若い人は日本文化にあこがれているわけですね。

黄  日本文化と言ってもサブカルチャーです。反日世代は30代から上の人たち。20代は反日とは関係ない。

日男 40代以上の人たちは、日本が大嫌いということですか。
黄  好意的な気持ちがないということです。

日女 この前、台湾で宇多田ヒカルのCDを買ったのですが、「アジアの星」と書いてあった。私から見ると彼女は、日本人というよりアメリカ人に近いと思いますが、「アジアの星」ということは、台湾の人から見て、中華体制の意識が未だにあるのかなと思ったのですが。

黄  中国の伝統文化が崩壊しつつあります。最終的に残るのは中華料理だけではないかと思っていますが(笑)、これなら世界に残る中華文化ってあるでしょうか。私はずいぶん探したんですが、中華料理しかなかった(笑)。日本人の中には、油こいから嫌という人もいますが(笑)、これは世界に通じる普遍的な面があります。

中男 一つあるよ。弱い者を助ける。
黄  朝鮮をいじめたり、ベトナムをいじめたりしたでしょう(笑)。

中男 カンボジアでクーデターが起こった時、シアヌーク国王は行き場がなくなった。その時、中国が守った。
黄  カンボジアの歴史をもっと勉強すべきですよ。ポル・ポト派がいかに大量虐殺をしたか、これが現実です。

日男 日本人がどこから来たのかに昔から興味があります。モンゴル人とDNAが同じとか、タミール人とことばが似ていると、あるいは、中国の福建省あたりから稲作とともに来たとか。日本と台湾とは、どこか感性が似ている感じがします。中国大陸とは違うなと時々思うことがある。もしかしたら、台湾の人たちはもともと中国の清の一部という意識ではなく、南方系の影響が強いような気がします。福建省あたりから来た人も、原住民と混血していますから、何世紀もの間に影響を受けて、メンタリティが変わったのではないかと思うのですが。

黄  考古学では、5万年前の大岡山人が出ている。原住民はインドから来たのではという説もある。古代の陶器、土器、石器を分析すると、九州、沖縄、台湾が同じ文化圏だそうです。稲作文化以前の頃、台湾人は何を食べていたかというと、球根です。照葉樹林文化圏という見方がありますが、文化というのは、ある程度食糧が貯蔵できなければ生まれない。台湾は、2千年前、黒潮文化の影響を受けた。台湾では、海洋文化説がはやっていますが、これには反対です。海洋文化は航海力と制海権維持力が大事ですが、それが足りない。せいぜい漁民や海女がいたくらいで、そんなに航海したとは思えない。また、台湾人の発想が海洋的でない。台湾文化には6つの層があると思います。多層性が台湾の特徴で、そこが大陸とは違う。私は、中国から「一番危険な人物だ」ということでずいぶん批判されましたが(笑)、「ソ連修正主義」とか、そういう批判ばかりで、内容についての反論がない。是非、批判してほしい(笑)。
中国は自己改革の勇気がない 日男 新しい国を作りたい、ということでしたが、民主主義で政権交代があるということこそが新しい国を作ることだと思いますが、それも否定されているように思えます。とすると革命でも起こすしかない。また、EUは国境がなくなっていますが、そういう柔軟な対応はできないのですか。

黄  近代国家は、産業革命、市民革命の後に生まれたわけでしょう。その近代国家の理念が、今、普遍的な価値になっています。そのことを本に書いたら、厦門(アモイ)大学と北京の国会がずいぶん批判した。批判というより罵倒です。「小国主義は通用しない。国を強くしなければならない」と。もっと、哲学、思想面から人類が努力して築き上げた近代国家の理念についてもっと学んでほしいと思います。また、国家は大きければいいというものではなく、適正規模が必要です。さらに、個の開放が必要です。中国のような巨大国家は、人間の悲しみや喜びと関係ない。中国人は、中国の歴史の勉強をすべきです。いかに悲劇が多かったか。

  EUは、少数民族問題を反省して、人類共通の価値観を模索していますが、中国政府は19世紀の時代錯誤な価値観を押しつけているだけです。中国人も、今の体制をどうするかを考えないと。これはアジアの問題でもある。

 私は、マルクス主義を研究しましたから、日本共産党ともずいぶん論争しました。共産党は、「日本が奪った島を中国に返せ」という。そこがおかしい。日本は、下関条約で台湾を「割譲」されたのであって、奪ったわけではない。島は、物ではないんです。そこに人が住んでいる。その島に今、2300万人が住んでいる。この人々の意見を聞くべきというのが世界の常識です。共産党は、まるで台湾が物であるかのように言う。そこを言うと、答えない。「上の決定だから」と(笑)。台湾の独立の過程を通じた人間の心の解放が大事なんです。チベットでも、「中国の統一が幸せだ」と言って、武力で押しつけるのはよくない。人間一人ひとりに選択の自由を与えることが大切です。今の中国は、自己改革の勇気がまったくない。今の、そして伝統的な中国の中央集権の官僚体制がある限り、民主主義は無理です。◆
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COMMENT

四散して潰れると良いな~~

中国の文化では、国民は国家を信じてはいないし、国家も公と言う概念も無い!中国6000年と言うが、今までそのスタンスが変わった試しもない!国家が腐って革命の繰り返し、中国共産党は腐っているが、景気が良いのでもう少しは持つだろうが、バブルがはじけ、製造部門がインドに移ったとき、たぶん侵略戦争に出ると思うが、そこでつまずくと自分たちに刃が向くだろう!つぶれると良いな~~中共

中国統一に日はお前ら滅び日!!

黄文雌、李登肥犬等:

台湾から中国分割ことを吠えているが、明白して欲しいのは、無理です!
また、お前らの滅びの日はもう遠くない!

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####黃文雄:去中國化 日本能,台灣為何不能?#####
それは簡単ですね、台湾島は中国の一部分とされた事実よって、去中国化というのは、台湾の伝承とか、文化とかいうものがすべて滅びせられましようか。

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