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阿貴(アークエイ)。かくすればかくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂。

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青森李登輝友の会ブログ

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日台交流で町おこし両国の伝統色が見事に調和青森県大間町の天妃(媽祖)祭 日本李登輝友の会理事 永山英樹 (転載)

本稿は『日台共栄』(平成17年10月号、日本李登輝友の会発行)の掲載されたものです。


日台交流で町おこし両国の伝統色が見事に調和青森県大間町の天妃(媽祖)祭

                日本李登輝友の会理事 永山英樹


本州最北端の港町、青森県大間町で七月二十日、天妃(てんぴ)祭という町を挙げての祭典が行われた。「天妃」とは航海や漁業の守り神として知られる媽祖の別名だ。媽祖信仰の発祥地は中国の東南沿海部だが、台湾の代表的な民間信仰にもなっていることはよく知られている。その媽祖が、なぜこの地で祀られているのだろうか。
これについては江戸時代、九州の野間半島で祀られていたものを勧請したという説が有力だが、延宝五年(一六七七年)、長崎へ渡来した中国の高僧が持ってきた媽祖像を徳川光圀が水戸で祀り、それを勧請したという話も広く信じられている。いずれにせよ、大間に媽祖像を祀る天妃祠が創建されたのは、元禄九年(一六九六年)のこと。それ以来、地元民だけでなく、多くの船舶の参拝も集めていた。明治六年には稲荷神社に合祀され、今日に至っているが、祠の扉が久しく閉じられていたため、住民は近年まで、それが何の神であるかがわからなくなっていたという。
勧請三百周年にあたる平成八年になり、同町観光協会長だった大見光男氏(現県会議員)の発議で、天妃祭での町おこしが始まった。この年、稲荷神社は台湾での媽祖信仰のメッカというべき北港の朝天宮と姉妹宮となり、それ以降、毎年七月二十日には、この祭が盛大に執り行われるようになったのだ。大見氏らに当初から大きく協力しているのが、日本の媽祖信仰の団体である日本媽祖会(東京)の入江修正会長(現名誉会長・本会理事)、呉正男氏(本会理事)、そして現会長の顔錦川氏ら在日台湾人だ。いうなれば日台交流による町おこしである。

今年の祭は十九日の宵宮に続き、二十日午前、稲荷神社で本祭が執り行われた。神社入り口には「天妃媽祖大権現」と書かれた大きな幟が立てられるなど、これが町にとっていかに重要な祭になっているかがわかる。本殿では町長、町議会議長以下、町の有力者や日本媽祖会のメンバーが揃って参列し、神事が厳粛に斎行された。
その後、朝天宮から贈られた本尊分身を捧持し、同じく祭具を用いた台湾式の媽祖行列が神社を出発し、町内をうねり歩いた。音楽が奏でられ、竜踊りに獅子舞、そして爆竹が鳴らされるなどの華やかな大行列が、のどかな港町を進む様は、得もいえぬ面白さがある。来日した台湾の子供たち数十人も参加し、両国交流の深さを感じさせた。
ついで色とりどりの大漁旗を掲げた十隻の漁船団が港内を三周したのち、漁師たちが網上げの歌を歌う中、神符を海中に沈めるという、大漁祈願の大がかりな神事が行われた。天妃祭が始まって以来、漁獲量は確実に高まっているという。
すでに町民たちの間で媽祖信仰はすっかり定着している。この日の盛り上がりは、それを物語って余りあった。
長崎などの媽祖祭は有名だが、日台それぞれの伝統色が、これほど見事に調和した祭典は他にはない。顔錦川会長は「来年は遷座三百十周年で、天妃祭十周年。大勢の参加を呼びかけたい」と語っている。


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